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» 2014年07月29日 10時00分 UPDATE

CAD仮想化:採用広がる設計環境のデスクトップ仮想化――そのメリットとは?

設計環境でデスクトップ仮想化なんて無理だ、必要ない――。そう思い込んでいる設計・開発関係者は多い。しかし、本当にそうだろうか。デスクトップ仮想化に関する技術進歩は目覚ましく、実はここ最近の設計・開発環境に求められている要求は、「仮想化」により、その多くが解決可能となっている。デスクトップ仮想化が設計環境にもたらす価値について解説する。

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CAD仮想化の意味がないというのは本当か?

 CADを仮想デスクトップ環境で扱うのは現実的ではない――。多くの設計・開発関係者がそう考えていることだろう。

 アイティメディアが設計業務に携わる読者を対象に行った調査でも、「設計環境にデスクトップ仮想化を導入していない」回答者のうち、「CAD環境のデスクトップ仮想化に関心あり」と答えた回答者は19.6%にとどまった。「いいえ」と「よく分からない」と答えた回答者のコメントを見ると「レスポンスが悪くなる恐れがある」「コストパフォーマンスが出ない」「パフォーマンスが落ちそう」などと、否定的なコメントが並んだ。

photo 「設計環境にデスクトップ仮想化を導入していない」回答者の、CAD環境のデスクトップ仮想化への関心の度合いとその理由

 実際に、CADを仮想デスクトップ環境で扱おうとすると、特にグラフィクス面での処理が追い付かず、業務を十分に遂行できるレベルに達していなかった時代があったことは事実だ。しかし、進化した現在の技術レベルで考えた場合、これらの指摘は的を射ているのだろうか。

 実は、既にこれらのパフォーマンスとコスト対効果の問題は、技術面の進化でおおむね解決してきている。「GPU仮想化」という技術が洗練されてきたからだ。グラフィクス処理専用プロセッサとして作られたGPUは、今までローカル端末ごとに搭載されてきた。しかし、GPUをサーバ側に持たせ、3D描画など高度なグラフィクス処理という機能だけを自由にクライアントに提供できるGPU仮想化技術が一般化したため、グラフィクス処理面でのパフォーマンスを確保できるようになっているのだ。

 パフォーマンス問題が解決する中でCAD環境の仮想化を考えてみた場合、現在の設計環境に求められる多くの問題が、この仮想化によって解決することに気付く。実際に先進企業の多くが、このメリットを享受しようと、設計・開発環境の仮想化に動き始めている。その1つが、トヨタグループ各社のグローバルなIT戦略をサポートするトヨタコミュニケーションシステム(TCS)だ。

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提供:デル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechFactory 編集部/掲載内容有効期限:2014年9月28日