近年の製造業を取り巻く環境は、地政学リスクの高まりやサプライチェーンの混乱、グローバル競争の激化など、大きな変動を迎えております。不確実性が高まる中で、製造業が持続的な競争力を確保するには、価格競争から脱却し、品質と信頼性で差別化を図ることが鍵となりますが、属人的・場当たり的な対応では、全社で品質を守る仕組みを構築できず、企業の信頼を損ない、競争力を失う恐れがあります。
- 検査基準は整備されているが合否判断が属人的である
- トラブル対応時に情報が分散し全容の把握に時間を要してしまう
こうした課題を解消するためには、品質改善を属人的な努力に依存せず、原因分析から恒久対策、再発防止に至るまで一貫して運用できる“仕組み”を整えることが重要です。
本セミナーでは、デジタル変革により品質改善プロセスの属人化から脱却し、全社的かつ継続的に“再発防止”と“未然防止”の体制構築支援をする「IT品質管理ソリューション」、そして設計・製造現場の手戻りや連携ミスを減らすPLM(Product Lifecycle Management:製品ライフサイクル管理)の活用事例を交え、品質起点の業務標準化と継続的な改善の仕組みづくりをご紹介します。
こんな課題を抱える方におすすめ
- 下流工程やリリース後に障害が多発してしまい、顧客の信頼失墜、対策コストがかかってしまう
- 開発中に品質に関する問題が生じて顧客からクレームが生じてしまう
- そもそも品質課題について解決方針、どのように進めたらよいか分からない
- 設計情報の連絡漏れや人的ミスを撲滅し、情報の伝達速度をアップしたい
- 設計、製造部門間で情報をデータで繋ぎ、製造工程の手戻りを防止したい
- 図面や部品表をシステム上で一元管理することで設計/製造工程の品質を確保したい
プログラム
15:00〜15:30 | 日立の品質管理ノウハウを活用した、属人化のない品質管理の実現方法 〜"プロセスの最適化"と"データの可視化"により、継続的な品質向上の仕組みを実現〜 【品質課題の改善を仕組みで回す「IT品質管理ソリューション」】 近年、多くの企業がITシステムの複雑化、肥大化、対応領域の拡大によりシステム管理者の負荷は増加しております。また、開発規模の拡大やチームの分散化に起因した品質管理の課題の解決に向け、管理ツールの導入を検討したが期待した効果が得られない、とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。「IT品質管理ソリューション」を通じて、品質課題の改善を仕組みで回し、再発防止とナレッジ活用を実現する方法を具体的にご紹介します。 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト 技術統括本部 品質保証本部 戦略ソリューション部 八城 洋一 |
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15:30〜16:00 | 【PLMシステムによる製造業のDX推進!】 近年、日本の製造業界では労働人口の減少やベテラン社員の退職に伴う技術伝承の課題を背景に、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が急務となっています。特に、熟練者のスキルに依存する傾向にある設計業務については、属人化解消、製品品質・製造効率の向上を実現するためにPLMソリューションの導入について、多くの企業様からご相談いただいております。「製造業のDX推進になぜPLMが有効なのか?」「なぜ設計業務改革が必要なのか?」など、実際にお客様から寄せられた質問へ回答しつつ、「Hi-PerBT PLM」を活用した具体的なDX推進の実現方法をお伝えします。 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト 産業・流通第1営業本部 第2部 第2グループ 重巣 鈴夏 |
セミナー概要
開催日時 | 2025年11月20日(木)15:00〜16:00 |
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形式 | オンライン(zoom) |
参加費 | 無料 |
定員 | 100名 |
主催 | 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト |
お問い合わせ | セミナー事務局宛 hsc-s-seminar@mlc.hitachi-solutions.com |
※主催社の競合企業にお勤めの方および個人の方のご参加はご遠慮ください。予めご了承のほどお願い申し上げます。 |
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