オープンイノベーションはなぜ難しいか AIによる出会いが生む新たな事業創出:AIがアカデミアの技術をビジネスにつなげる
新事業を探索する企業は多く、自社にない社外の技術やアイデアを活用するオープンイノベーションへの期待は高い。だが、技術探索やコーディネーションの課題は多く、成果が出にくいのも現実だ。それを乗り越えるには何が必要だろうか。
製造業の多くは事業環境が大きく変化する中で、次の成長の柱となるような事業テーマやサービスを創出することを目指している。ただ、製品の複雑化やグローバル化が進む中、関連する技術領域や押さえるべき規制などが拡大し、市場の見通しが不透明な中でどのようなテーマを設定し技術や事業の開発をしていくべきか悩んでいる企業も多いはずだ。そういった中で、社外の知見やアイデアを活用し新たなテーマを探索したり、サービスや技術を活用し効率的に技術や事業の開発につなげたりしてイノベーション創出を目指すオープンイノベーションが古くから注目されてきた。
ただ、日本でも多くの企業が取り組んでいるにもかかわらず、オープンイノベーションで成果を生み出している日本企業は限られている。イノベーション創出に最適な技術の探索が難しいことに加え、それらを研究している機関や企業との接点開拓などにも手間がかかるためだ。特に産学官連携などでは、研究機関や大学は先端技術を用いた差別化されたソリューションや新たなアイデアの宝庫であるものの、協力の枠組みが複雑化するため、さらにハードルが高いといえる。
こうしたオープンイノベーションにおける産学官連携を事業につなげるために、さまざまな取り組みを進めているのが、産業技術総合研究所(産総研)グループで、技術×マーケティングのプロフェッショナルとして難易度の高い技術起点での事業開発の伴走支援に取り組む「株式会社AIST Solutions」だ。AIST Solutionsのオープンイノベーションに対する取り組みと、それを支える仕組みである「オープンイノベーションマッチングAI」を紹介する。
提供:国立研究開発法人産業技術総合研究所
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