工業部品検査／測定に費やす時間やコストを削減、X線を用いた非破壊検査の実力：カールツァイス株式会社提供Webキャスト

さまざまな分野で使われる工業部品は、高精度の検査が求められている。しかし、従来の検査方法では構造内部の情報を得ることが難しかった。昨今では工業部品を透過して可視化／測定する、X線技術による非破壊検査に注目が集まっている。

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　工業部品の検査は工程数が多く、時間もコストもかかる。特に組み立て後となると、部品内の見えない部分は裁断などが必要となるが、それでは正確な検査はできない。こうした中注目されているのが、X線を使った非破壊検査である。

　X線検査は医療分野での利用が知られており、工業分野ではなじみがないが、医療分野での検査方法と同じように工業部品を透過して可視化／測定することで、欠陥品の検出を容易に行うことができる。しかも、1台の装置でひずみや割れ、不純物などが検出できることから、検査時間の短縮やコストの削減が期待できる。さらには精度の保証された測定まで可能だ。

　本動画では、X線の基礎知識を述べた上で、X線検査の方法、従来の検査方法との比較、X線技術でできること・できないことなど、非破壊検査について詳しく解説している。また、非破壊検査が可能になったことで作業時間を75％短縮できた事例や、業務効率の向上によって他社を大きくリードできた事例も紹介されている。