モビリティ新時代のイノベーションの姿とは
ーMaaS/CASEを実現する「品質のあり方」を考えるー
MaaS(Mobility as a Service)や、CASE(Connected、Autonomous、Shared & Service、Electoric)の本格的な「実装」が開始され、モビリティ市場は新時代を迎えています。人々の移動が変革を遂げつつある新しい社会に、何が求められているのか。テクノロジーがどのように変化し、開発に影響を及ぼすのか検討段階です。
急激な進化の中、安全・安心なモビリティ社会の実現のためには、これに関わるサービスやプロダクトの「品質のあり方」を考えることが求められます。ベリサーブは高い信頼性が求められるオートモーティブの領域で、約11,000件のプロジェクトに携わり、培った経験と研究ナレッジで新時代の品質創造の挑戦を続けています。
本カンファレンスでは、モビリティ社会の最前線に立つ有識者や開発のスペシャリストが登壇し、新たなイノベーションの青写真と、そこで必要とされる「品質創造」を、6月28日・29日の2日間にわたるライブ配信で共有します。
こんな課題を抱える方におすすめ
- 自動車関連企業(OEM・部品メーカー・自動運転・EV開発)のご担当者様
- MaaS関連企業(配車・ライドシェア・バス運行管理・観光地移動ガイド・地方自治体過疎地巡回モビリティ)のご担当者様
- 関連システムのセキュリティ対策のご担当者様
プログラム 6月28日(水)
6月28日(水)13:45〜14:15
技術講演:Connected Car領域におけるテスト環境開発の今
Connected Car領域の開発における関係システムは、車載器をはじめスマートフォンアプリケーション、プラットフォーム、設備など、その範囲は今もなお広がりを見せています。これに伴い、テストを行うための仮想環境の在り方も複雑化の一途をたどっています。また、近年ではOTA(Over The Air)を前提としたSDV(Software Defined Vehicle)の市場投入も進んでおり、開発したテスト環境が継続的に利用できることも求められています。本講演では、Connected Car領域におけるテスト環境構築の重要性と当社の最前線の取り組みを紹介します。
株式会社ベリサーブ 中部事業部 コネクティッドサービス課
落 雅昭
6月28日(水)14:25〜14:55
技術講演:SBOM運用における理想と現実
サイバーセキュリティに関する米国大統領令(Executive Order on Improving the Nation’s Cybersecurity) から約2年が経過しました。この間に「SBOM(Software Bill Of Materials:ソフトウェア部品表)」の概念は、米国規制当局を中心に急速に普及し、日本でも経済産業省により産業分野ごとの導入・普及に向けた取り組みが進められています。モビリティ業界においても、その概念が浸透しているものの、開発現場でSBOMを作成・管理し、サプライチェーン全体で効率的な運用が実現される段階には至っていないのではないでしょうか。本講演では、SBOMを作成するための環境やツールを具体的に紹介しながら、その課題と解決案をお話しします。
株式会社ベリサーブ ソリューション事業部
藤原 洋平
6月28日(水)14:55〜15:35
招待講演:SDVとは何か? 〜課題と期待〜
最近、SDV(Software Defined Vehicle)という用語を目にすることが多くなりましたが、それが何を意味するか、ユーザーにどのような価値をもたらすかはあまり明確になっていません。本講演では、SDVへの期待と課題についてビジネス面と技術面から提示します。また、SDVの実現におけるソフトウェアとハードウェアの分離や、ビークルOSの必要性についても説明します。
名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 所長・教授
名古屋大学 大学院情報学研究科 附属組込みシステム研究センター センター長・教授
高田 広章
プログラム 6月29日(木)
6月29日(木)13:45〜14:15
技術講演:継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)における品質確保について
車載製品の開発スピードが加速している昨今、効率的にソフトウェア開発を行いリリースすることは、車両メーカー様・サプライヤー様にとって最も重要な課題の1つです。こうした環境変化に伴い、ソフトウェア開発のプロセスも従来主流だったウォーターフォールモデルからアジャイル開発へと移行しており、継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD:Continuous Integration/Continuous Delivery)の導入による自動化の推進が主流になっています。本講演では、より効果的にCI/CDを運用するために、検討が必要となる品質確保について当社の考え方や取り組みを紹介します。
株式会社ベリサーブ 東日本オートモーティブ事業部 副事業部長
松尾 貴由
6月29日(木)14:25〜14:55
技術講演:SDV時代における、システム開発の安全性を支援する
トレーサビリティ管理ツール『ConTrack』の進化と利用事例の紹介
ADASや自動運転などの先進的なシステムが増えるにつれ、車載システムの安全性確保におけるソフトウェアの重要性がますます大きくなっています。従来はハードウェア設計中心に実施されていたFMEA(Failure Mode and Effect Analysis:故障モード影響解析)でも、ソフトウェア設計を対象に実施されるようになり、ソフトウェア開発に掛かる負荷は増す一方です。そのような背景から、当社が提供するトレーサビリティ管理ツール「ConTrack」は、安全設計に関する活動をサポートするため、今年3月に「FMEA Insightエディション」をリリースしました。米独の新しい標準ルールに則した活動の作業負荷を低減する機能や、過去のFMEA分析結果を流用できます。本講演では、この新しいFMEAをサポートする機能とともに、車載分野における最新の利用事例について紹介します。
株式会社ベリサーブ ConTrack事業開発部 開発課 課長
横田 浩行
6月29日(木)14:55〜15:35
招待講演:JR東日本が取り組むMaaS 〜都市を快適に・地方を豊かに〜
JR東日本ではシームレスでストレスフリーな移動の実現を目指し、各地域の事業者や官公庁・自治体などと連携し、MaaSサービスを提供しています。都市では『リアルタイムデータ連携基盤(RT-DIP)』の運用を開始しました。地方では、東北6県で『TOHOKU MaaS』、長野県で『旅する北信濃』、静岡県で『伊豆navi』を社会実装しています。また、前橋市に一部機能を提供していた『MaeMaaS』は、2023年3月から『GunMaaS』として群馬県域に拡大しました。本講演では当社が取り組むMaaSと、その展望について紹介します。
東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部 戦略プラットフォーム部門 執行役員 統括(MaaS)
得永 諭一郎
セミナー概要
開催日時 | 2023年6月28日(水)〜 6月29日(木) |
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形式 | ライブ配信(オンラインカンファレンス) |
参加費 | 無料 |
主催 | 株式会社ベリサーブ |
お問い合わせ | 株式会社ベリサーブ VMI事務局: VMI@veriserve.co.jp |
※主催社の競合企業にお勤めの方および個人の方のご参加はご遠慮ください。予めご了承のほどお願い申し上げます。 |
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提供:株式会社ベリサーブ
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