「iCouplerの生みの親」が語るデジタルアイソレータのこれまでと未来:累計出荷実績50億チャンネル超!
2001年の発売以来、絶縁市場を大きく変えてきたデジタルアイソレータ「iCoupler」。iCouplerの生みの親であり、アナログ・デバイセズ フェローを務めるBaoxing Chen氏がデジタルアイソレータの歩みと今後の可能性について語る。
累計50億チャンネル超――。今から20年ほど前の2001年にアナログ・デバイセズが量産出荷を開始したデジタルアイソレータ製品ファミリ「iCoupler」(アイカプラ)の累計出荷実績だ。
2001年当時は、絶縁素子/アイソレータといえばフォトカプラばかりだったころ。経年劣化がなくCMTI(コモンモード過渡耐性)が高い上に、信号伝送速度も速いという多くの特長を持ち合わせた新しい絶縁素子としてiCouplerは産声を上げた。産業機器分野から普及が進み出し、2008年には高い品質レベルが要求される自動車への搭載が始まり、画像診断装置などの医療機器でも欠かすことのできないデバイスへと成長。iCouplerはデジタルアイソレータ市場を作り出し、市場規模拡大をリードしてきた。
絶縁素子の在り方を大きく変えたデジタルアイソレータだが「まだまだ進化の余地は大きい。フォトカプラをさらに置き換えていくことになるだろう」と話すのは、iCouplerの発明者で、現在、アナログ・デバイセズのフェローを務めるBaoxing Chen氏だ。
iCouplerの生みの親であるChen氏は、これまでのデジタルアイソレータの歩みをどのように評価し、今後どのようにデジタルアイソレータは進化していくとみているのだろうか。今後の製品、技術開発戦略なども交えてChen氏にインタビューした。
提供:アナログ・デバイセズ株式会社
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