車載電源、パワーコンディショナなどの、スイッチング電源開発にとって、損失解析を行うことは、回路の最適化設計、熱設計、筐体設計のために欠かせない工程です。しかしながら、実際に損失解析をするためには、シミュレーション結果から波形を手動で分析し、一つ一つ損失を求めていくという作業が必要でした。この方法では、主要部品を解析するだけでも数時間から丸一日の時間がかかってしまいます。
もし、全ての素子の損失が求まれば、熱設計、筐体設計をより高精度で行うことが可能になり、製品を小型化することが可能になります。また、損失解析を何度も繰り返すことができれば、製品の最適化、高効率化を、より少ない試作回数で実現することができます。
高速に全自動で損失解析が可能な、電気回路シミュレータScideamを用いることで、回路に含まれる全ての部品の損失を求め、回路のボトルネックを洗い出し、設計の手戻りを減らし、試作回数を減らすことが可能です。
本セミナーでは、回路全体の損失解析を行うシミュレータの技術的な機能の解説を行い、実際に、テスラ車載充電器に対する損失解析結果や、デモをお見せしながら、電源シミュレータの活用による開発期間の短縮と効率的な回路設計の実例をご紹介します。
こんな課題を抱える方におすすめ
- フロントローディング、モデルベースを推進するプロジェクトリーダー
- 電源・パワエレ回路設計に関わる方
- 損失解析の時間や手間を短縮したい方
プログラム
13:30〜13:50 | フロントローディングで損失解析を行う重要性 パワーエレクトロニクス開発、スイッチング電源開発にとって、回路の最適化設計、熱設計のために欠かせない損失解析。上流設計の段階で早く解析することができれば、要求と品質のずれを、早い段階で確認でき、手戻りを減らすことが可能となります。フロントローディングで損失解析をおこなった事例を紹介し、回路シミュレータScideamの損失解析機能を紹介します。 株式会社スマートエナジー研究所 代表取締役社長 中村 創一郎 |
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13:50〜14:35 | Scideamによる損失解析の技術的特長について 高速回路シミュレータScideamに、損失解析の機能を搭載しました。新たに開発した損失解析機能の3つの特長「全自動解析」「全損失リストアップ」「スイッチング損失分析」についてご紹介いたします。 株式会社スマートエナジー研究所 技術顧問 崇城大学 名誉教授 中原 正俊 |
14:35〜15:00 | テスラ車載充電器 損失解剖&デモ テスラ モデル3の車載充電器、LLC共振コンバータ部分に焦点を当て、使用部品、損失解析結果をデモを交えてご紹介します。そこから見えてきた特徴をお話しつつ、これからの電源設計に向けた、より効果的な電源シミュレータの活用方法をご紹介します。 株式会社スマートエナジー研究所 代表取締役社長 中村 創一郎 |
セミナー概要
開催日時 | 2022年8月25日(木)13:30〜15:00 |
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形式 | Microsoft Teamsによるオンラインセミナー |
参加費 | 無料 |
主催 | 株式会社スマートエナジー研究所 |
お問い合わせ | seminar@smartenergy.co.jp |
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