進化した3D CADとワークステーション、これからの設計者に必要なスペックとは:パフォーマンステストで分かる“快適さ”
近年の3D CADにおける進化は目覚ましく、CAE/CAMやレンダリングツールなどとの連携も格段にしやすくなっている。これらを駆使してデジタルエンジニアリングを加速させていくためにはソフトウェアの性能を最大限に引き出すハードウェアが欠かせない。最新かつ最適なスペックのワークステーションを選定することで処理遅延のイライラからいますぐ解放され、設計業務に専念できる環境を構築することが重要。パフォーマンステストを通じて“これからの設計者”に必要なスペックを探ってみよう。
1990年代後半、それまでUNIX中心だった3D CADの世界にWindows用ミッドレンジ3D CADが登場した。それから四半世紀が経った現在では3D CADのテクノロジーも大きく進化、CADでのモデリングや製図だけではなくレンダリングやCAE/CAMなどを組み合わせて利用できる環境も整い、デジタルエンジニアリングの可能性はどんどん広がっている。
もちろんソフトウェアだけではなく、この25年でハードウェアも大きく進化してきた。1995年に登場したIntel Pentium Proは、Windowsマシンを“エンジニアが業務で使える道具”へと一気に押し上げた。当時3D CADを使うマシンとしてはUNIXワークステーションが主流であったが、これを機にWindowsワークステーションの利用数が徐々に増加、現在ではCPUもIntel XeonやIntel Core i7/i9/Xの時代となり、ワークステーションのスペックも当時からすると考えられないくらい進化している。
3D CAD業務の過去を振り返ってみると、10数年前の3D CADのオペレーションは複雑な作業になってくるとソフトウェアがフリーズする、あるいは落ちることが頻発したため、ユーザーは上書き保存を小まめにするなどの自衛策で対処していた。しかしここ数年は、ソフトウェアとハードウェア双方の進化によりそのようなことは起こりづらくなり、部品点数の多いアセンブリーも気軽に扱えるようになっている。そのため、5〜6年前のワークステーションを現在も使い続けているというエンジニアも多いのではないだろうか。
しかし今、デジタルエンジニアリングの進化とともに設計物も複雑化し、設計者自らがCAE(解析)を行う機会も増えてきた。加えて、開発期間の短縮へのプレッシャーはますます高まるばかりだ。多忙に追われる設計業務において、ちょっとした処理待ちや緩慢な動作の積み重ねがストレスとなる。特にマシンの処理速度が求められる干渉チェックでは、毎日イライラしていないだろうか?
最新のワークステーションを使うと、干渉チェックはどれくらい速くなる?
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