高度なAI開発や推論実行を手軽に、しかもデスクサイドで――。手のひらサイズの筐体に優れた処理性能と手頃な価格帯を備えた小型AIスパコンが登場した。AI活用の裾野を広げる、この新たな選択肢の可能性に迫る。
進化を続けるAI(人工知能)は、製造業への活用も広がっている。工場の現場など、いわゆるエッジ領域で処理を行うエッジAIの概念も浸透してきた。
一方、2025年前半ごろからAIを取り巻く状況に変化が見え始めている。リーズニングもその一つだ。言語モデルに情報を単純に問い合わせるインファレンスと比べ、より論理的で深みのある応答が得られる。
映像を扱えるVLM(大規模視覚言語モデル)の登場も新たな変化といえる。応用範囲は広く、生産ラインでの作業漏れや安全基準を満たさない行為、発火や発煙などの事象もリアルタイムで検知できる。その他、自律的に意思決定を行うエージェント型AIや、ヒューマノイドロボットの頭脳となるフィジカルAIの開発も活発だ。
製造業の現場に導入されるエッジコンピューティングは、どちらかといえば軽量化の方向に進んでいるが、こうした新たな可能性を広げるには潤沢なリソースと優れた性能が欠かせない。
このようなトレンドに合致するハードウェアが登場したのをご存じだろうか。最大1PFLOPS(FP4)の演算性能を備えつつ、価格は60万円台からと手ごろであり、筐体は手のひらに収まるほどコンパクトだ。以降でその詳細を紹介する。
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