国内自動車業界も熱視線 SDV開発を可能にするALMとはSDV開発

自動車の機能をソフトウェアで実現し、出荷後もアップデートにより新たな価値を提供するSDVへの取り組みが活発化している。このSDVの開発に必要不可欠とされるのが、複雑化する車載ソフトウェアのライフサイクルを管理するALMだ。

PR/TechFactory
» 2025年08月26日 10時00分 公開
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 ソフトウェアを中核に製品やシステムの機能を実現する「ソフトウェアデファインド」の考え方が製造業全体に広がりつつある。

 中でも取り組みが活発なのが自動車業界だ。開発期間の短縮と効率的な機能更新、仕向け地ごとの法規制や規格への対応、持続的な品質の維持、車種やグレードの効率的な展開、継続的なカスタマーエクスペリエンスの向上など、開発のさまざまな課題を解決するとともにビジネス価値を高めていくことを目的に、いわゆるSDV(ソフトウェアデファインドビークル)へのシフトが進みつつある。

 SDV化で課題になるのがソフトウェアの管理だ。要件定義に始まり、リポジトリ管理、開発とテストのトレーサビリティー、規格や規制への遵守、さらには従来の車載ソフトウェアではほとんど考慮する必要のなかったOTA(Over the Air)による出荷後のアップデートを含めて、ソフトウェアをライフサイクルで管理することが必要になっている。

 そうした背景の中で、自動車メーカーやサプライヤーで導入あるいは評価が始まっているのがALM(アプリケーションライフサイクル管理)と呼ばれる基盤ソフトウェアである。複数の部署に分散しがちなソフトウェアに関する情報の一元化と共有化を図り、開発やテストを効率化するとともに、ひいては競争力の向上を実現するALMとはどのようなものなのだろうか。自動車メーカーやサプライヤーから見たメリットを中心に紹介しよう。

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