製造現場の人手不足が深刻化する中、人材の国際化やその早期の戦力化が必要となり、「誰でも簡単に作業できる仕組み」が求められている。作業指示書を3Dアニメーション化し大きな成果を生んだ古野電気 三木工場の事例を紹介する。
多くの製造業が今最も頭を悩ませている問題が、製造現場の人手不足だ。熟練技能者の退職が増える一方、労働人口の減少から新規採用が難しくなっており、人手不足は深刻化している。そのため、海外人材の登用など人材の多様化が進んでいる。こうした多様な人材でも、安定したモノづくりを行うためには、誰でも分かりやすく正確に作業を行えるように最適化した作業指示書が必須となるが、その準備作業が大きな負荷となっている。
こうした状況を打破するために、作業指示書の3Dアニメーション化を推進し、作業指示書の作成工数を半減するだけでなく、作業効率と品質の向上を実現したのが、船舶用電子機器メーカーである古野電気だ。古野電気の三木工場での取り組みを紹介する。
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