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» 2018年07月06日 09時00分 公開

Automotive Linux Summit 2018:距離を縮めるクルマとオープンソース、車載Linux「AGL」の現在地 (2/3)

[高橋 睦美,TechFactory]

AGLを介して幅広い業種、幅広いサービスとの連携を

 カーメーカー側も積極的にAGLに取り組んでいる。別記事(メルセデスが商用バンに車載Linux「AGL」採用、トヨタは「AGL前提」へ)で紹介している通り、今回のカンファレンスに合わせ、メルセデスベンツの商用車部門がオンボードOSの基盤としてAGLを採用することを発表した。

 メルセデスベンツの商用車部門であるMercedes-Benz VansのThomas Wurdig氏は「オープンソースソフトウェアの力を活用することで、品質を向上させるとともに、市場に出すリードタイムを短縮させることが狙いだ」と述べている。また、一足先にAGLのサポートを表明し、2017年7月にモデルチェンジしたカムリの車載情報機器でAGLを採用したトヨタ自動車では、今後、AGL搭載のモデルを増やしていく方針だ。

photo AGLとトヨタ自動車の関係。製品搭載は2017年のカムリからであるが、それ以前から共同での取り組みを続けている

 トヨタ自動車の村田賢一氏(コネクティッドカンパニー コネクティッド戦略企画グループ プロジェクトゼネラルマネージャー)は基調講演の中で、車のデータを収集し、匿名化した上でAIも活用しながら分析することによって、次の開発やマーケティング活動に生かしたり、ディーラーのメンテナンスを最適化したり、あるいは故障予測につなげるといったさまざまな未来像を紹介した。

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