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» 2018年06月09日 09時00分 公開

TechFactory通信 編集後記:「じゃあ、データドリブンで!」(それはムチャぶりです)

最終的にモノを作る製造業も「データが大事」といわれています。ですが、なんとなくデータを集めるだけでは意味はありません。最近ではデータ活用に成功した製造業の事例も散見されますが、まだまだ課題は多そうです。最大の課題は「上司」かも。

[渡邊宏,TechFactory]

「製造業もデータが大事」とはいうものの……

 製造業を含めたさまざまな業種で「データの重要性」が叫ばれています。ですが、データが全く存在せず、利用しないも業種というものはないでしょう。製造業であれば生産計画の立案から部品発注、製造、検品、出荷、そして売り上げの計上と、データが関与しない局面はないといってもいいはずです。

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 それでも「データは重要だ」という声は止みません。コネクテッドインダストリーやインダストリー4.0といった製造業の目指す新たな姿を語る際にも、「データがつながり、有効活用により、技術革新、生産性向上、技術伝承などを通じて課題解決へ」(経済産業省「コネクテッドインダストリーズって何?」より)などと語られ、データが重要であると強調されています。

 複合機などの情報機器大手であるコニカミノルタは、2017年にトップダウンでデータ活用への号令が下されました。同社は情報機器の製造販売を手掛けると同時にレンタル(リース)やメンテナンスといったサービスも手掛けており、データ活用への下地があったためでしょうか、データ活用の号令が下された当時、「社内はお祭り騒ぎ」だったそうです。

TechFactory通信 編集後記

この記事は、2018年5月28日発行の「モノづくり総合版 TechFactory通信」に掲載されたTechFactory担当者による編集後記の転載です。

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 笛吹けど踊らずよりはマシという意見もあるでしょうが、当時の社内は「類似テーマの乱立と重複」「見込みのないテーマが放置される」などカオスな状況となり、取り組むべきテーマを定めるだけでも半年の時間を要したと言います。

どうやってコニカミノルタはデータを「実のあるもの」にしたのか

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