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要求仕様や到達度を表形式で一元管理・評価できる光学設計解析ソフトの最新版サイバネットシステム/Synopsys CODE V

サイバネットシステムは、Synopsysの光学設計解析ソフトウェア「CODE V」の最新バージョンである「CODE V 11.0」の販売開始を発表した。

» 2017年05月30日 10時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]

 サイバネットシステムは2017年5月17日、Synopsys(シノプシス)の光学設計解析ソフトウェア「CODE V」の最新バージョンである「CODE V 11.0」の販売開始を発表した。

 CODE Vは、光学設計(レンズ設計)、評価解析、製造支援といった、光学製品開発業務を総合的にサポートする光学設計解析ソフトウェアである。撮像機器(カメラレンズ、ビデオレンズなど)、投影機器(プロジェクタ、HUD、HMDなど)、レーザー関連機器、光通信機器、医療機器、産業用計測機器、航空・宇宙関連機器などの製品開発で用いられている。

 最新バージョンのCODE V 11.0では、新機能として「SpecBuilder」および「SpecEvaluator」が追加され、光学系に対する一連の要求仕様や目標性能を表形式で登録、管理し、設計過程でそれらの到達度を随時評価できるようになった。これにより、従来設計者自身がさまざまな解析機能を用いて行われていた要求仕様の管理、評価プロセスの負荷が大幅に軽減され、設計方針の検証にも役立てることができるという。その他、作成した設計仕様表を保存して複数の開発設計者間で共有して使用することが可能なため、光学機器の開発プロジェクト管理にも活用できるとしている。


新機能追加とアルゴリズム強化を行った「CODE V 11.0」

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