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定インピーダンス技術搭載のSPST吸収型RFスイッチIDT F2910

IDTは、コンスタントインピーダンス技術を搭載した広帯域SPST(単極単投)吸収型RFスイッチ「F2910」を発表した。線形性に優れ、挿入損失が低く、多様な無線およびRF用途に向く。

» 2016年12月14日 12時00分 公開

インピーダンス50-ohmを実現

F2910の製品外観

 IDTは2016年11月、広帯域SPST(単極単投)吸収型RFスイッチ「F2910」を発表した。周波数帯域が30M〜8000MHzと幅広く、優れたRF性能を発揮する。4G/LTE-Advanced基地局、携帯無線アプリケーション、防災無線インフラなどの用途に向く。

 F2910は、独自のKz定インピーダンス技術を搭載。RFポート間のスイッチンで、ほぼ一定のインピーダンスを維持し、ホットスイッチの耐久性を向上させる。アイソレーションモード時に出力ポート終端で、インピーダンス50Ωも実現するという。

 4GHz時の性能は、ILが0.67dB、アイソレーションが41dB、RLが20dB、IIP3が65dBm、IIP2が118dBm、P1dBが+35dBmとなっている。また、単一電源を使用し、3.3V/1.8V制御信号をサポート。設計が容易になる。スイッチング時間は265ナノ秒、温度範囲−55℃〜+105℃で動作する。他社品とピン互換が可能である。


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