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故障の少ない産業機械でも故障を予測できる異常検知機能東芝情報システム

東芝情報システムは、ユーザーの持つさまざまなデータを機械学習を活用して分析する「分析・予測支援サービス」の機能を拡充。故障発生パターン検知に対応し、故障の少ない産業機械でも故障を予測できる。

» 2016年12月06日 15時00分 公開

 東芝情報システムは2016年11月、ユーザーの持つさまざまなデータを機械学習を活用して分析する「分析・予測支援サービス」の機能を拡充したと発表した。故障発生パターン検知に対応し、故障の少ない産業機械でも故障を予測できる。同機能を備えた「故障予測パッケージ(異常検知機能)」の月額使用料は40万円で、同年12月の提供開始を予定している。


 同社は、既存のデータを活用して将来予測を行う分析・予測支援サービスを展開している。同サービスでは、各種センサーから収集したデータを分析し、故障予測モデルの生成・管理・故障予測判定を行うソフトウェアとして、故障予測パッケージを提供している。

 今回、この故障予測パッケージの機能を拡充し、新たに異常検知機能を追加した。同機能は、通常時の範囲から大きく外れたデータを検出し、将来起こり得る故障を予測する。一般市場品など、故障が少ない製品の状態監視などに利用できる。

 製造業では、機械の稼働率が業績に大きく影響する。産業機械は故障が発生すると生産性が低下し、売り上げ減少やメンテナンス費用の増大などのリスクにつながる。そのため、故障発生が少ない機械でも故障予測を行いたいというニーズが多かった。

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