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Googleが提唱する次世代48Vアーキテクチャの要件に応える電力変換用ICSTMicroelectronics STRG02/STRG04/STRG06

STマイクロエレクトロニクスは、48V電源アーキテクチャ向け電力変換用ICの新製品ファミリー3品種を発表。既に新製品ファミリー3品種は入手可能な状態にあり、48Vアーキテクチャとこれらの製品の優位性を示すデモボードも提供している。

» 2016年03月17日 10時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]

 STマイクロエレクトロニクスは、48V電源アーキテクチャ向け電力変換用ICの新製品ファミリー「STRG02」「STRG04」「STRG06」の3品種を発表した。既に新製品ファミリー3品種は入手可能な状態にあり、48Vアーキテクチャとこれらの製品の優位性を示すデモボードも提供している。


 サーバやプロセッサは、マルチコアチップを搭載することで厳しい性能要求に応え、演算能力の向上を図っている。しかし、これと同時に消費電力も着実に増加しており、データセンターなどで浪費される電力の大幅削減が急務となっている。

 今回の新製品ファミリーは、次世代の48V電源アーキテクチャにより、電力損失、実装面積、発熱を低減し、Googleが提唱する次世代48Vデータセンターアーキテクチャに対応した優れた電力変換効率を実現する製品であるという。

補足:Googleが提唱する次世代48Vデータセンターアーキテクチャ

 2016年3月9日(米国時間)、Googleはデータセンター仕様のオープンソース化プロジェクト「Open Compute Project」(OCP)への参加を表明。同時にGoogleは、自社開発した省電力の48Vデータセンターアーキテクチャの仕様をOCPへ提供する方針を明らかにしている。OCPは、省電力・低コストなデータセンターの構築を目的にFacebookが2011年に立ち上げたプロジェクトで、AMD、Dell、HP、Intel、Cisco Systems、Microsoftなどが参加している。

新製品ファミリー3品種の特長について

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