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ハイビジョン、110倍光学ズーム機能搭載の細径大腸ビデオスコープオリンパス OLYMPUS PCF-H290Z

オリンパスは、大腸がんなどの検査・治療に使用される、大腸ビデオスコープ「OLYMPUS PCF-H290Z」シリーズを発売した。

» 2016年03月17日 15時00分 公開
[MONOist]

 オリンパスは2016年3月1日、大腸がんなどの検査・治療に使用される、大腸ビデオスコープ「OLYMPUS PCF-H290Z」シリーズを発売した。

 今回発売したPCF-H290Zシリーズは、先端部の外径が11.7mm、挿入部分の外径が11.8mmとなっている。細径でありながらハイビジョンに対応し、170度の広い視野角を備えるため、粘膜に隠れた病変部の発見にも対応できる。2つの狭帯域の光を照射して組織を強調表示する「狭帯域光観察」と組み合わせることで、病変の早期発見が可能になるという。

 また、110倍の光学ズーム機能(内視鏡用フルHDTV「OEV262H」使用時)を搭載し、微細な血管や粘膜の表層模様まで再現できる。拡大観察時には、ズームレバーの動きに対する急な倍率変化を抑制することで、倍率を合わせやすくした。

 さらに、腸壁にスコープが当たると自然に曲がる「受動湾曲」機能や、操作者の手元側の力を効率的に先端に伝える「高伝達挿入部」、手元で挿入部の硬度を変える「硬度可変」機能を搭載。挿入性が向上し、患者の苦痛を軽減できる。

 なお、内視鏡検査には、同社の内視鏡ビデオスコープシステム「EVIS LUCERA ELITE」のビデオプロセッサと高輝度光源装置、ビデオモニターとの接続が必要となる。

photo 「OLYMPUS PCF-H290Z」シリーズ
photo 「OLYMPUS PCF-H290Z」シリーズ

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